用途で選ぶセニング

セニングは主に下記の基準で選びます。

セニング率で選ぶ

セニングはまず「セニング率」から選びます。
基準は30%のもので、それより「少ない」か「多い」かになります。
弊社ではセニング率から以下の3種類に大別しています。

質感調整用

少な目のセニング率で、質感を調整して仕上げる

XD / DS1 / DS2 / DS4 / SH1 / NSH4 / SH1L / NSH14L

毛量調整用

毛量を調整してベースを作る

XD / DS2 / DS4 / SH3 / SH4 / NSH4 / SH3L / NSH14L

刈り上げ用

多めのセニング率で刈り上げをぼかす

SH4 / SH6 / NSH4 / NSH14L

女性メインのお店では質感調整用、毛量調整用が必要です。
カット専門店やメンズの多いお店では、毛量調整用、刈り上げ用が必要です。

セニングは徐々にバリエーションを増やすものでもあります。
ぜひ【新人さん向けおすすめの揃え方】のページも参考にしてください。

セニング

クシ刃の形状により、セニング率の幅が広くなり、使用用途が増えるものがあります。
その場合は【クシ刃の形状で選ぶ】を参考にしてください。

ハンドルの形状で選ぶ

メガネタイプハンドル
メガネタイプハンドル

セニングには、クシ刃が上にくる「正刃」と下になる「逆刃」があります。
セニングは棒刃の方に刃がついており、髪を抜く方向などで正刃と逆刃を使い分けます。
(※当社の場合)

通常の使い方では「正刃」を使用しますが、刈り上げでは「逆刃」で使う方が早くきれいに仕上がります。 また、ハサミを抜く方向によっては逆に持つことで引っ掛かりがなく、抜け感がよくなることがあります。

「正刃」「逆刃」

メガネタイプハンドルはハサミを裏返して使うことができるので、「両用使い」が可能になります。 使い方が固定している場合は、オフセットハンドルの方が持ちやすいのでおすすめですが セニングはセニング率でバリエーションでそろえる必要もあるので、1丁で2役のメガネタイプは人気があります。 「ハンドルの形状(違いと特徴)」もご確認ください。

クシ刃の形状で選ぶ

セニングシザーは、大別すると「クシ刃に溝のあるタイプ」と「クシ刃に溝のないタイプ」に分かれます。 それぞれにメリット・デメリットなどの特徴がありますが、耐久性の面では、一般的に 「溝ありタイプ」が基本的なセニングシザーとして普及しています。
(初めて購入する場合は使い方を学ぶ必要もあるので、まずはセニング率が一定した溝ありタイプがおすすめです。)

溝ありタイプ
SHシリーズ

セニング率が一定であらわされ、”閉じてから抜く”使い方をします。

溝ありタイプ
【メリット】
溝で髪をとらえてカットをするので、 セニング率が一定しやすい。

【デメリット】
溝で髪が引っかかるため、 閉じながら抜くこと(途中開閉)ができない。
溝ありタイプ
溝ありタイプ
溝なし(フラット)タイプ
XD / DSシリーズ

セニング率に幅があり、腕の動かし方などでセニング率を調節することができます。

溝なし(フラット)タイプ
【メリット】
溝がないので髪が引っかからず、閉じながら抜くことができるので自由度が高い。

【デメリット】
パクつきやすいので、耐久性は溝ありタイプに比べて劣る。
溝なし(フラット)タイプ
溝なし(フラット)タイプ
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